マヌカハニーも含め、世界の病院で医療用はちみつというジャンルが注目されるようになった出来事があります。そのなかでもイギリスで起こった事象について紹介してみたいと思います。

医療用はちみつとしての期待

医療用はちみつという言葉、日本ではあまり一般的ではありませんが、当サイトの読者の方は何度かその言葉を目にしてきたことがあると思います。しかしなんでそんな分野が?と思う方もいらっしゃると思いますので、ちょっと事例を紹介したいと思います。

2000年にイギリスで実際に行われた難治性潰瘍の治療の取り組みをリポートしたBBCの番組がありました。当時アーロンくんという少年が髄膜炎による感染症で手と足の指先を失っていたのです。

そしてイギリスを代表する5つの病院がどうにかその進行を妨げようと様々な治療を9ヶ月ものあいだ行ったにも関わらず、症状が一向に回復することはなく、治療に参加した医師たちも半ば諦めかかっていました。

そんな時にマヌカハニーを使ってみようという声があり、そこで実際にアーロンくんに使用したところ、なんとたったの9週間でそれまで進行を止められなかった感染症がすっかり治ってしまったのです。もうそれを見たイギリスではマヌカハニーが医療用はちみつとしての地位を築き、瞬く間に全土に広がっていったのです。

確かにそんな場面を日本で言えば、全国ネットのリアリティーを追求する番組で行ったら、間違いなく翌日には店頭にあるマヌカハニーが全部売り切れてしまうでしょ?そんな事象が起こっただけでなく、なんと実際に流通していたマヌカハニーの6割がラベルと中身が違うという事象まで起こってしまったのです。

これには本当にニュージーランド政府も悩んだと思いますよ。マヌカハニーが売れることはニュージーランドにとっては外貨収入の面でも嬉しいところですが、偽物が横行することで、マヌカハニーへの信頼度が下がる。だからこそこのように国を挙げてマヌカハニーの品質維持を行っているのです。

ニュージーランドでは元々医療用はちみつとして処方されていたものですが、こういった事例が世界各地で報告される度に、マヌカハニーへの注目度が上がり、その都度需給が逼迫してしまうのです。本当に嬉しい半面、悩ましい出来事ですね。

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効果の分かりにくいものだから、マヌカハニー選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。