美容や健康効果の高いハチミツですが、どんなハチミツでも良いわけではありませんし、注意しなくてはならないポイントがいくつかあります。そこで今回はハチミツを活用する前に気をつけるべき6つのポイントをご紹介します。このポイントさえ気をつければ、ハチミツがあなたの美容・健康に役立ってくれます。
目次
ハチミツを食べる前に注意する6つのポイント
1歳未満の乳幼児はダメ
1歳未満の乳幼児はまだ腸管が未発達の段階にあり、腸内で菌が発芽・増殖しやすい環境にあります。市販のハチミツには、僅かですがボツリヌス菌によって汚染されている可能性があります。その結果、1歳未満の乳幼児が口にすると、乳児ボツリヌス症の危険があるのです。
乳児ボツリヌス症を発症すると、神経刺激伝達障害が起こり、四肢の脱力、嚥下障害、呼吸麻痺、複視などの症状が現れ、重篤な症例では死亡することさえもあります。日本でも1986年に初めて報告されて以降、2012年までに31事例の乳児ボツリヌス症が報告されていますので、注意が必要なのです。
純粋ハチミツを選ぶ
ハチミツには、純粋ハチミツ、加糖ハチミツ、精製ハチミツ等のいくつかの種類があります。純粋ハチミツは一切の添加や成分調整を行っていないハチミツのことで、美容面・健康面での効果が最も高いのが純粋ハチミツなのです。
日本で販売されている多くのハチミツには、異性化液糖や砂糖水等の甘味料を添加している商品が多いのです。本当に純粋なハチミツを買う際には、日本薬局方のハチミツか、養蜂場で採取したてのハチミツを買い求めるしかないように思います。
アレルギーに注意する
ハチミツにアレルギー物質(そば・山芋・もも・リンゴの実)が入ることは考えられませんが、ミツバチがこれらの花の蜜を集めてくることがあります。その際に花粉も一緒に運んでくるためハチミツにこれらの花蜜・花粉が含まれることになります。
特に原料がそのアレルギー物質(例えば、そばのハチミツ)のようなものを口にしたり、肌に塗った場合には、アレルギー体質の方はその症状がでますので、十分に注意をしてください。
食べ過ぎない
ハチミツの100gあたりのカロリーは、約300Kcalです。お砂糖よりもカロリーは少ないですが、身体に良いと言っても食べ過ぎは良くありません。血糖値の高い人は身体に吸収されやすい糖分ですので、気をつける必要があります。
またハチミツには、ダイエット効果も期待できますが、やはり同様に食べ過ぎてしまえば摂取カロリーオーバーになりますので、ダイエット目的で口にしている場合にも、程々にする必要があります。
加熱しすぎない
ハチミツの成分は、45度を超えると徐々に喪失していき、65度を過ぎればその成分はほぼなくなります。つまりハチミツの健康効果・美容効果を期待する場合には、出来る限り生に近い温度か、40度前後までで抑えておく必要があるのです。
ハチミツが生ものであるという事を知らない人も多いのかもしれません。純粋ハチミツは精製の際にも40度前後までの加熱処理で抑えていますので、せっかく持っている栄養成分をなくさないためにも調理の際には最後に入れるなどの工夫をしましょう。
海外産のはちみつは注意する
東南アジアで購入したハチミツをお湯に溶かして飲んだ際に、30分ほどで呼吸困難や視覚異常などを発症し、数時間後には歩けなくなってしまい後救急搬送されましたが、致死的症状はなく下痢や嘔吐もなかったという事例があります。
これはマッドハニー病という症状で、ツツジ類に含まれる毒性物質グラヤノトキシンを摂取したミツバチのハチミツを口にした場合に起こるようです。主に野生のハチミツを食べる習慣のあるトルコの黒海沿岸部に多い症状です。
いくら健康効果・美容効果が高いハチミツでもやはり体質的に合わない人、口にしてはいけない人などもいらっしゃいます。美味しいハチミツをより効果的に味わうためにも、今回お伝えした注意点を確認したうえで、口にするようにしましょう。
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