料理に使う場合、みりんより甘く、砂糖ほど甘くなくて後味がさわやかなハチミツには、ビタミンやミネラルなどの健康に良い成分を豊富に含まれています。それに比べると白砂糖は、ミネラル、ビタミンなどの栄養素を取り除き,薬品などで処理をするので、化学製品という専門家もいます。どっちを料理に使うべきか悩んでいるなら、これを参考にしてみてください。
目次
ハチミツに期待できる効果
ダイエット効果
砂糖のカロリーは、100gで384カロリーに対して、ハチミツのカロリーは100gで294カロリーと低カロリーです。それ以外にもハチミツは砂糖に比べると、約3分の1の量で十分な甘味を感じることが出来ます。
栄養価が高い
ハチミツの8割を占める成分は糖分です。そのほとんどはブドウ糖と果糖で、ほぼ半分ずつの割合で含まれています。これらは白砂糖の主成分であるショ糖と比べるとカロリーが低く、すでに単糖類まで分解されているので、消化や吸収の際に負担が少ないのです。
またビタミンには、活性型と不活性型があり、ハチミツに含まれるビタミンの92%は活性型の為、不活性型のビタミン剤を大量に服用するよりも身体への効果が高いことがわかっています。
消化吸収に優れている
ハチミツの主成分(8割)は果糖とブドウ糖で、これ以上分解する必要のない単糖類です。ご飯や砂糖などの各種糖質が体内でエネルギーとして使われるためには、ビタミンB1やカルシウムを使って、ブドウ糖と果糖あるいは麦芽糖に分解した後でないと消化も吸収もされませんが、ハチミツはすぐにエネルギーとして使うことができます。
そのため胃や腸に負担をかける事もありませんし、また大切なビタミンB1やカルシウムを消費する必要もないので、疲労時や運動中のエネルギー補給の際に優れた食品になるのです。
肉を柔らかくし、魚独特の臭いも抑える
ブドウ糖と果糖は、高い浸透性を持っています。肉の味付けにハチミツを使うことで、肉の内部深くまでその成分が浸透し、収縮を抑えて肉が固くなるのを防いでくれ、ふっくらと柔らかな仕上がりになります。また糖分のカラメル化により、肉の表面を素早く焼き固めるので、肉汁を閉じこめてジューシーな仕上がりになります。
ハチミツに含まれるクエン酸などの酸が、魚独特の臭いを抑えてくれます。更にブドウ糖と果糖が魚肉を柔らかくしてくれますし、タンパク質や調味料に含まれるアミノ酸などと反応してしっかり臭いを抑えてくれます。
歯石をできにくくする
山田養蜂場と福岡医療短期大学の共同研究で、世界各国から集めたハチミツの歯石予防作用について確認する実験が行われ、ハチミツに歯石の蓄積を予防する可能性があることが明らかになりました。ハチミツには、歯周病や口腔潰瘍などの予防に効果があるのは有名な話ですが、口腔内の石灰化、歯石歯予防効果があるのは、この実験で初めてわかりました。
殺菌・抗菌力がある
ハチミツには強力な殺菌作用があり、殺菌力の強さには2つ秘密があります。
1つは高濃度の糖分が細菌内部の水分を減少させ、繁殖を抑える力を持っていることです。もう1つはハチミツの成分のグルコン酸に殺菌消毒作用があることです。グルコン酸とは、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒にも使われている物質なのでその殺菌力の強さはわかると思います。
ビフィズス菌を増やす作用がある
ハチミツに含まれているグルコン酸は有機酸のなかで唯一、腸内のビフィズス菌を増やす優れた整腸作用がある成分です。ハチミツとヨーグルトを混ぜて食べるとヨーグルと中のビフィズス菌との相乗効果で更に効果が倍増します。
女性に必要な成分が取れる
ビタミンB群が豊富に含まれているので、肉体疲労時や肌荒れの際にも効果的です。しかも、むくみを改善してデトックス効果があるとされるカリウムや、便秘解消に効果的なオリゴ糖も豊富に含まれているだけではなく、虫歯予防や骨を丈夫にする際に必要なカルシウムや貧血を防止して血色の良い肌を作る鉄分や銅が豊富に含まれています。
動脈硬化を防いでくれる
ハチミツに含まれているコリンとカリウムの影響で、動脈硬化と心疾患の食事療法には、ハチミツが欠かせないと考えられています。コリンには、血管を拡張させて血圧を下げる働きと、血管壁への悪玉コレステロールの沈着を防いでくれる働きがあり、カリウムは塩分を取りすぎて高くなったナトリウムのバランスを整えてくれるので、塩分の摂りすぎによる高血圧の予防に効果があります。
この2つの効果が相乗的に働くことで、ハチミツは動脈硬化を防いでくれるのです。
ハチミツを摂取する際に注意すること
ハチミツは、加熱され60℃以上になると、栄養成分がほとんど破壊されてしまいますので、最後に入れるなど工夫が必要です。またハチミツいえども糖質なので、必要以上に摂取した場合は脂肪として蓄積されてしまいます。
偽物の純粋はちみつに注意が必要
本物かどうかを区別するに参考にする4つのポイント
・本物の純粋ハチミツは透明度が低いです。
・瓶を逆さにすると、本物のハチミツには様々な酵素が含まれているので、 キメ細かな泡が立つ傾向があります。
・本物のハチミツは、温度を下げると結晶化して固くなる傾向があります。
・純粋ハチミツの販売業者が、全国はちみつ公正取引委員会の会員なら、公正取引マークがついています。
パン屑などの不純物がハチミツのビンに混入すると、カビなどの原因になりますので、保存の際にはしっかり蓋を閉め、容器の中に他のものが混入しないように注意することが大切です。
冷蔵庫などで保存すると温度が下がり余計に結晶化が進んでしまいます。直射日光や極端な高温多湿の場所でなければ、常温保管で充分に保存できます。
これだけの効果が有るハチミツを料理に使わない理由はありません。ちなみに白砂糖には、
成長ホルモンの分泌を妨げたり、癌細胞のエサとなったり、コレステロール値を上げたり、血糖値を急激にあげるなど様々な副作用が考えられますので、一度見なおしてみてはいかがでしょうか?
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