ふと気が付いたら出来ちゃっている口内炎ですが、放っておくことでも1週間くらいで治るけど、その1週間が辛いんですよね。そこで口内炎の患部にハチミツを塗ると早く治るらしいので、その理由と方法を簡単にご紹介したいと思います。口内炎がよくできる人はこれからはハチミツを常備したほうがいいと思います。

口内炎にハチミツを塗って早く治そう

口内炎が長引く原因は細菌です。

口内炎が出来て炎症が大きくなる理由としては、口内炎に口の中にいる細菌が進入することが挙げられます。口内炎を早く治すには、その原因菌となる細菌の口の中での繁殖おさえることです。増えすぎた細菌を定期的に消毒して除菌することが、大量繁殖しないようにする根本的な口内炎の治療方法です。

はちみつが口内炎に効く理由

口内炎のある94人を3グループに分けて調査をした結果、ステロイド系軟膏、口内炎パッチ、ハチミツでそれぞれを治療したとこと、ハチミツがいちばん効くことが分かりました。ハチミツを塗ったグループは、口内炎が早く小さくなったり、炎症の度合いも早く軽くなりました。しかも薬を使ったグループの場合、痛みが和らぐまで3~5日かかったのに対して、ハチミツを使ったグループは僅か1日しかかからなかったのです。

ハチミツが口内炎効くメカニズムを簡単に紹介します。

患部への細菌の侵入を防ぐ

口内炎にハチミツを塗ることで、口内炎の周りをカバーしてくれるため、細菌の侵入を防ぐことが出来るようになるだけではなく、ハチミツの持つ油膜効果のようなもので、患部が膜でカバーされた状態になることで、口内炎の痛みを和らげてくれます。このように口内炎の患部に蓋をすることができるため、細菌の侵入を防ぐことが口内炎の治りを早くする効果に繋がるのです。

殺菌作用により滅菌できる

ハチミツが持っている殺菌作用により、口の中にいる細菌数が減っていきます。殺菌消毒作用の秘密はグルコン酸です。グルコン酸とは、医療現場でもよく使われている物質で、口内炎に限らず、火傷、切り傷などの外傷部分の消毒などにも使われています。またハチミツには、皮膚の下に染みこんでいく浸透力があり、細菌がハチミツに溺れるような感じで死んでしまいます。

消炎作用による鎮静化

ハチミツには鎮痛効果や炎症を抑える効果があり、これは医学的に認められています。このように総合的に判断すると、ハチミツはこれ以上ないほど、口内炎に対して、理にかなっている食品だということが分かりました。

はちみつの塗り方

口内炎の治療という目的でハチミツを選ぶなら、殺菌力が強いニュージーランド産のマヌカハニーがオススメです。清潔な脱脂綿や綿棒で口内炎の患部をきれいに拭きとり、その後そこにハチミツを塗り付けます。最初は涙が出るぐらいの染みて痛いのですが、我慢して耐えていると徐々に痛みは薄れていきます。

ちなみにお水で8〜10倍に薄めて塗ると染みる感じが少なくなります。この程度の希釈であれば、十分に効果が期待できます。ハチミツを溶かしたハチミツ水でうがいをするのも良い方法です。

赤ちゃんにはちみつはダメ

はちみつには、ボツリヌス菌という細菌が含まれている可能性があります。これを赤ちゃんが口にしてしまうと、乳児ボツリヌス症という病気を引き起こしてしまうので、赤ちゃんにはハチミツを与えてはいけないのです。

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