はちみつにある高い抗菌作用は、過酸化水素が発生するお陰で、過酸化水素とは、オキシドールと言った方がわかりやすいかもしれません。
マヌカハニーの高い殺菌作用は過酸化水素ではなく、殺菌成分であるメチルグリオキサールが大量に含有されているから。
はちみつとマヌカハニーでは、実際にどのように効果が違うのか、抗菌物質の違いによる効果の違いを紹介します。
はちみつとマヌカハニーの抗菌物質は全くの別物!
この点をまず最初に理解して欲しいと思いますが、一般的なはちみつとマヌカハニーでは抗菌物質が異なります。
一般的なはちみつは過酸化水素で、マヌカハニーはメチルグリオキサール。
メチルグリオキサールは一般的なはちみつにも含有されている成分ですが、その含有量は数百分の1程度なので、本当に僅かな量しか摂取できません。
だからこそ、はちみつとマヌカハニーでは実感できる効果が異なります。
そういったことも含み、実際にそれぞれの殺菌成分の特徴を簡単に紹介しますので、その違いを理解してくださいね。
はちみつの過酸化水素とメチルグリオキサールとの違いは?
はちみつの高い抗菌作用は、はちみつに含まれているグルコース・オキターゼという酵素がゆっくりと過酸化水素(オキシドール)に変化することで形成されます。
このはちみつの持つ抗菌作用は、はちみつの種類だけ違いがあると言えるほど差があり、全く抗菌作用の無いものや、非常に高い抗菌作用を持っているものなど、種類ごと異なると理解しておきましょう。
過酸化水素を作り出すこのグルコース・オキターゼという酵素は、熱や光にさらされると破壊されてしまいますので、保存環境も大切な部分。
ちなみにマヌカハニーのメチルグリオキサールは熱や光にも強く、加熱処理(250度くらいまで)をしてもその抗菌作用は全く変わらない特徴が。
しかも過酸化水素を発生させるためには、はちみつが薄くなることと酸素が必要になりますが、マヌカハニーのメチルグリオキサールは、特に何かの媒介が必要ということはありません。
殺菌成分の強さだけではなく、殺菌力を発揮する環境も異なることを知っておくのも、はちみつとマヌカハニーの違いを理解する上では必要でしょう。
酸素がないと反応出来ないというところが、普通のはちみつとマヌカハニーの大きな違いで、普通のはちみつは絆創膏などにむかない、マヌカハニーは絆創膏に使ってもしっかり殺菌・抗菌作用が続く特徴が。
これは非常に大きなポイントで、マヌカハニーが皮膚に対する外傷で効果が高いのは、こういった側面があるから。
絆創膏の下でもガーゼの下でも包帯でグルグル巻きにしても、その高い殺菌効果を活用することができるのが、マヌカハニーのメチルグリオキサールの特徴。
しかも普通のはちみつは、はちみつ自体が薄まらないと作用しないので、結局その効果も低くなってしまうという大きなデメリットも。
マヌカハニーの場合には、そういったこともありませんので、元々持っている効果の高い抗菌・殺菌作用をどんな状況でも十分に活用できます。
本当にこうやって比べてみると、マヌカハニーと普通のはちみつの抗菌作用には大きな違いがあることがわかるでしょう。
実際にはどのような場面で、どのように使うのかにもよりますが、マヌカハニーの方が何かを治療する際には、効果的であることは間違いないです。
マヌカハニーのメチルグリオキサールは健康維持に役立つ。
メチルグリオキサールとは、ケトンとアルデヒドの両方の性質を持つことで、タンパク質を変性させることができ、非常に強い抗菌活性作用を持っている成分。
人体は約60兆個の細胞で形成されており、健康を維持するためにも生きて行くためにも常に新しい細胞を作り続けなければダメですよね。
しかし新しい細胞を作るためには、元々の細胞のDNAをコピーして作成しますが、稀にコピーミスや細胞分裂の際に遺伝子が外部からの攻撃を受けることでDNA損傷が起こり、異常細胞(発がん性細胞)が発生することも。
このような異常細胞に対して、メチルグリオキサールはアポトーシスを誘導する役目があることで、はちみつとは違った効果も。
アポトーシスとは、身体の恒常性維持のために積極的に行われる管理、調節された細胞の死のことですので、つまりプログラムされた細胞の自殺死がある状態。
正常な機能がある細胞では、それぞれの細胞が体にとって有益な機能を保持し、細胞分裂の回数もその機能に合った回数で管理されていますよね。
しかし古くなったり、病原体などによってダメージを受けてしまいその機能を果たせなくなった細胞は、排除する必要があります。
体の恒常性を常に維持するためは、細胞のアポトーシスを誘発し細胞コントロールの役目を担う物質が必要になり、その細胞の役目を担っているのが、マヌカハニーのメチルグリオキサール。
アポトーシスによる細胞死は新陳代謝のようなもので、新しい細胞の再生を促進。重要なことは、死んだ細胞が排除されないと再生が起こらないので、細胞の新陳代謝が順調に機能しないということ。
死んだ細胞や異物など不要物を早く排除し、新たな細胞再生を促すことにより、組織、器官、内臓を修復することで結果的に様々な病気を治すことが、人体の治癒システムの本質です。
この自然治癒力の本体がメチルグリオキサールであると示唆され、排除作業の機能を担うのがマクロファージ。
ストレスや加齢などでメチルグリオキサールやマクロファージの活性度が低下することがありますが、マヌカハニーの摂取でマクロファージの活性化も促進できるので、癌細胞などにも効果的に作用します。
少し専門的になりましたが、人間の持っている本質的な治癒力に影響を与えることは、通常のはちみつの過酸化水素ではできないこと。
マヌカハニーのメチルグリオキサールがあなたの健康維持にどれだけ効果的なのかということが、しっかりお分かりいただけたと思います。
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効果の分かりにくいものだから、マヌカハニー選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。