日本ではいつの時代からハチミツを食べるようになったり、養蜂業が始まったのだろうか?そんな疑問を持っている人もいると思いますので、大まかな日本での歴史を紹介したいと思います。

日本の養蜂の歴史

日本で最初に養蜂が行われたのは、642年だそうです。645年の大化の改新のちょっと前というと時代がなんとなくわかると思います。日本書紀に「百済の太子扶余豊璋が初めて三輪山で養蜂を試みたが失敗した」という記載があるのです。そう考えるとかなり古くから養蜂を行っていたことがわかると思います。

平安時代の宮中への献上品の中にハチミツの名前も出てきますし、江戸時代には巣箱を使った養蜂が行われていたことなどもわかっています。ただ日本で行われていたのは、現在主流になっているセイヨウミツバチではなく、ニホンミツバチなので、ハチミツの採取にも凄く時間がかかったと思います。

1877年にニホンミツバチよりもより効果的な養蜂ができるセイヨウミツバチが輸入され、本格的な養蜂が始まったのです。セイヨウミツバチは繁殖力も高く野生化してニホンミツバチを追いやる危険性もありましたが、オオスズメバチがいるおかげで日本では野生化せずに養蜂業者のなかで管理されています。

セイヨウミツバチの養蜂は、帰巣本能が強いために現在は定置養蜂が行われることが主流になっています。逆にニホンミツバチは帰巣本能が弱いために転地養蜂に向いているという特色があります。

転地養蜂とは様々な場所を咲く花を巡って移動しながら養蜂を行う方法のことで、定置養蜂とは同じ場所で次々に咲く異なる種類の花の蜜を集める養蜂のことです。

日本の養蜂業は高度成長期以降に郊外の開発が進んだことにより廃業や転業が相次ぎ、2003年のメキシコFTAで養蜂の関税が完全に撤廃されたことで、安価な輸入品のハチミツが増えたことで、日本の養蜂業は衰退の一途をたどっています。

しかし最近では、地域に根づいた小さな養蜂業者の頑張りやインターネットの普及により日本に残っている養蜂業社に注目が集まり、様々なこだわりのハチミツを比較的簡単に探せるようになってきました。

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