蜂蜜とローヤルゼリーが同じものだと思っていませんか?実は全く違うものなんです。その違いと蜂の生態系について簡単に紹介します。蜂蜜もローヤルゼリーも蜂の生態系と深い関係があり、その両方がないと蜂は育つことも出来ないのです。

ハチミツとローヤルゼリーの違い

蜂蜜とは、ミツバチが花から集めてきた蜜を集めたもののことを指し、ローヤルゼリーとは、ミツバチが花粉や花の蜜を食べて消化・分解し、身体の外に分泌したもののことを指します。

蜂の生態系

蜂の社会構造は大きく3つに分類されます。その巣の頂点に立つ1匹の女王蜂と数千匹の雄バチ、そして3万匹もの働きバチから構成されています。蜂の社会はメスが中心となって構成されており、働きバチは全てメスなんです。雄バチは特定の時期に女王蜂と交尾する為にのみ生まれます。女王蜂は最初は働きバチになるメスを絶えず産み続け、一定数を過ぎたところで雄バチを産みます。

それぞれの蜂の役割は?

女王蜂は数万匹のメス蜂の中から1匹だけ選ばれる特別は蜂です。1日に1000~3000個もの卵を産み、蜂の社会を維持していくのが主な仕事です。その寿命は2〜3年と他の蜂よりもかなり長いのです。

雄バチの役目はただ女王蜂と交尾のためだけに生まれてくると言っても過言ではないほど、巣の中では何もしないのです。その寿命は3週間〜1ヶ月ほどです。

働き蜂の仕事は多区、ハチミツの採取に巣作り、子育て、警備、清掃など重労働ばかりです。その寿命は1ヶ月ほどとあっという間に過ぎてしまいます。

蜂にとってハチミツとローヤルゼリーとは?

蜂にとってハチミツは炭水化物のようなものとして、普段口にしています。またそれ以外にも巣を作る際に蜜蝋の材料となります。花粉はミツバチにとってはおかずのような存在で、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

ローヤルゼリーは、蜂にとって特別な食料で、働き蜂が作るのに彼らが食べることはありません。 幼虫と女王蜂にしか許されない、いわば宮廷料理のようなものなのです。

働き蜂のハチミツの集め方

ミツバチの行動範囲は、巣の周囲4kmとも言われていて、その時期に多く咲く花に蜜を集めに行く習性があります。この習性を利用して、養蜂家はそれぞれの花の蜜を採り分けています。花の蜜を集めた働きバチは、巣に戻ると内勤の働きバチに口移しでその花の蜜を渡します。そして仲間に花の蜜のある場所を教えるダンスをします。

巣に運ばれてきた花の蜜は、内勤の働きバチは羽であおいだりしながら、水分を蒸発させた後巣穴に集めます。そして熟成するのを待ち、糖度が約80%のハチミツが完成したところで、巣穴に蜜ろうでフタをして貯蔵するのです。これがハチミツになるのです。

ローヤルゼリーの作り方

ローヤルゼリーは、働きバチが女王蜂の餌として頭部の分泌腺からごく微量を分泌する乳白色のクリーム状の物質です。働きバチは花から花へ飛び回り、花粉と花蜜を集めて巣房に貯めます。育児の役目をする働きバチがこの花粉を食べ、消化吸収した後、分泌腺より分泌したものがローヤルゼリーになります。

ローヤルゼリーだけを食べている女王蜂は、働き蜂の何十倍にも匹敵する2〜3年もの生涯を送るだけではなく、1日に1000~3000個もの卵を産みつづけるという驚異的な生命力を持っています。女王蜂の長寿の秘密はローヤルゼリーにあると言っても過言はないと思います。

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